木と土と石。
日本の風土が育んだ素材を、
人の手で組み上げる。
大和建設は明治三十二年、宮大工・山本大和が京都で創業いたしました。以来百二十余年、社寺仏閣の修復から茶室・数寄屋の新築まで、日本建築の伝統技法を一子相伝で守り続けてまいりました。
時代は変わっても、木の声を聴き、自然と調和する建築の本質は変わりません。私たちは先人の知恵に敬意を払いながら、現代の暮らしに寄り添う伝統建築を、次の百年へと繋いでまいります。
釘を使わず、木と木を組み合わせる「木組み」の技法。継手・仕口の種類は二百を超え、それぞれの部位に最適な技法を選び、百年の耐久性を実現します。棟梁から若手へ、口伝と実践で受け継がれる技術体系です。
社寺建築の屋根を彩る檜皮葺(ひわだぶき)。檜の樹皮を幾重にも重ね、独特の曲線美と優れた防水性能を両立させます。この技法を継承できる職人は、全国でも僅か数十人。大和建設には三名の認定技能者が在籍しています。
茶の湯の精神を空間に昇華させる数寄屋建築。面皮柱の選定から、土壁の配合、障子の桟割りに至るまで、一つとして同じものはありません。施主様との対話を重ね、唯一無二の空間を創り上げます。
国宝・重要文化財の修復には、創建当時の技法を忠実に再現する必要があります。古材の状態を見極め、同じ樹種・同じ工法で補修。大和建設は京都府指定の文化財修復事業者として、数多くの修復実績を有しています。
築三百五十年の本堂を五年の歳月をかけて修復。檜皮葺の屋根を全面葺替え、小屋組みの補強、内陣の漆塗り直しを実施。京都府文化財保護課監修のもと、創建当時の荘厳を蘇らせました。
令和二年竣工嵐山の竹林を望む高台に建つ茶寮。北山杉の面皮柱、聚楽壁、吉野窓を配した十二畳の広間と、四畳半台目の小間を擁する本格的な茶室建築です。
令和四年竣工祇園の路地奥に佇む全八室の料理旅館。京町家の意匠を現代的に再解釈し、坪庭を中心に各客室を配置。伝統工法による木造二階建てながら、最新の耐震基準を満たしています。
令和五年竣工初代・山本大和が京都市東山区にて大和工務店を創業。主に社寺建築の修繕を手がける。
二代目・山本正和が株式会社大和建設として法人化。社寺建築に加え、数寄屋建築にも進出。
京都府の指定を受け、国宝・重要文化財の修復事業を開始。以後、累計47件の修復を手がける。
四代目棟梁・山本隆之が代表に就任。伝統技法の記録・保存プロジェクトを開始。
三十年にわたり記録してきた伝統技法のデジタルアーカイブを公開。次世代育成の新たな取り組み。