音楽は流しません。
アロマも焚きません。
施術中の会話も、必要最低限にとどめます。
整体院に来る方は、身体に不調を抱えています。
その不調は、日常の「過剰」から生まれていることがほとんどです。
座りすぎ。動きすぎ。考えすぎ。頑張りすぎ。
だから白では、余計なものを足しません。
静かな個室で、60分間、ただ身体と向き合います。
それだけで身体は変わり始めます。
2013年の開院以来、ベッドは1台だけ。
同時に2人以上を診ることはありません。
その60分は、完全にあなただけの時間です。
整体施術では、骨格・筋膜・関節の状態を手技のみで把握し、
一人ひとりの身体に合わせた圧と方向で調整を行います。
マニュアル化された手順はありません。
鍼灸施術では、東洋医学に基づく経絡治療を行います。
自律神経の乱れ、慢性的な疲労感、不眠など、
整体だけでは届かない深部の不調にアプローチします。
どちらの施術も、機械は一切使いません。
院長の手と鍼だけで、20年の経験を通して身体を読みます。
効果を感じられない場合、無理な継続はおすすめしません。
他の整体院では施術中ずっと話しかけられて、
リラックスできないのが悩みでした。
白に来て初めて、施術中に本当の意味で力が抜けた気がします。
無言の60分が、こんなに贅沢だとは思いませんでした。
3回目の施術で、朝起きたときの身体の重さがなくなりました。
先生は多くを語りませんが、触れた瞬間に
どこが悪いか分かっているのが伝わります。
月に一度、自分を整えるために通っています。
表参道の雑居ビルの4階。看板もほとんどない。
でもこの静けさが、都心では他にありません。
施術もさることながら、この空間自体が治療だと感じます。
紹介制でもないのに口コミだけで続いている理由がわかりました。
20年間、人の身体に触れ続けてきました。
大学病院のリハビリ科、スポーツチームの帯同、
複数の治療院での勤務を経て、
2013年に表参道で「白」を開きました。
ベッドを1台にしたのは、
同時に複数の方を診ることに違和感を覚えたからです。
目の前の1人に集中する。それが施術の本質だと考えています。
会話を最小限にしているのも同じ理由です。
身体の声を聴くためには、静けさが必要です。
言葉で説明できない微細な歪みや緊張を、
手で感じ取るには、余計な情報を遮断する必要があります。
派手な宣伝も、回数券の販売もしていません。
必要なときに、必要な分だけ。
それが、身体にも、財布にも、誠実だと思っています。